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南牧が育てる森

間伐

 多くの本数の苗木を植え、木の成長にあわせて、数年ごとに間伐をくり返して杉の森は育っていきます。 育ちの悪い木、枯れかかった木、あるいは育てようとしている木のじゃまになる広葉樹などを伐採するのです。除伐で伐採された木は、かつては薪などに使われたりしましたが、現在ではほとんど価値のないものになってしまっています。
 ではなぜ、わざわざ多くの木を植え、間引きを行う必要があるのでしょう。
 杉や檜、松などの針葉樹は密集して植えることによりまっすぐ育ちます。材として商品価値を持たせるためには、まっすぐな材が望ましいのです。まばらに植えられたは下の方が太く、先端に行くに従って細く育ってしまいます。木としては健全な成長ともいえますが、材としての商品価値は下がってしまいます。こうして何千本もの木と向き合い、手を掛け森を育てるのです。
   

 間伐は材の商品価値を高める為だけに行うのではありません。
 木が十分に育たなければは根を張る力もなくし、木はひょろ長なので、ちょっとした風雪害で折れてしまい、大雨が降るたびに根こそぎ流されてしまいます。山は水を蓄える力をなくし、大水や山崩れといった災害を引き起こしてしまいます。
 災害は山の麓の山村だけに止まりません。上流の山が水を蓄えられなくなれば、大雨の度に下流の町が大水に襲われるということにもなりかねません。森林はまさに「緑のダム」なのです。

 しかし、間伐のために切り出された材木には商品としての価値が無いため、その上切り出しや運び出しにコストは掛かる大変な作業です。だんだん間伐が行われない森林も増えてしまいました。

 そこで、南牧村森林組合では間伐材の有効利用を目的として1996年に粉炭センターを開設しました。


 

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